色名・別名・系統
| 色名(かな) | 浅葱色(あさぎいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 青色系統 |
浅葱色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #00B6BD |
| RGB | R:0 G:182 B:189 |
| CMYK | C:80% M:0% Y:30% K:0% |
浅葱色について
浅葱色はネギのような青緑色
浅葱色とは、緑がかった明るい青色のことです。
「浅葱」とは若いネギの葉のことで、言葉通りだと緑系統の色のようですが、実際に明るい青緑色を指します。
水色よりやや濃い色で、藍染の薄い色である瓶覗の次に濃い色になります。
平安時代には官人の制服の色として使われました
平安時代には見られる色で、浅葱色は五位、六位という低い地位のの官人の制服に使われた色になります。浅黄色という色も平安時代には見られますが、浅葱色とは別色です。
ちなみに浅葱色と浅黄色は、平安時代の格式を規定した法典である延喜式に記されている伝統的な色です。
源氏物語の少女 おとめ の巻では、元服したばかりの光源氏の息子・夕霧の服の色となっています。
「あさぎにて殿上にかへり給(たまふ)を、大宮はあかずあさましきこととおぼ(思)したるぞ」とあり、これは夕霧が六位の浅葱姿で殿上に帰る姿を見て、夕霧の祖母の大宮が夕霧の官位の低さに不満を持っている様子を描いています。
江戸時代に入ると流行色となりました
江戸時代に入り藍染が盛んになると、手軽に染められる浅葱色は若い女性や遊び人の小袖の地色として使われました。あまりに流行したためか、田舎から出てきた侍の羽織の裏地は流行遅れの浅葱色が多かったようです。
そんな彼らは江戸の気風や吉原の作法に疎いため、吉原では気の利かない田舎侍を浅葱裏と呼び、野暮の代名詞となりました。
浅葱色は新選組の隊服にも使われ、段だら模様の浅葱色の羽織姿はドラマや映画にも登場しましたが、実際には一年ほどしか着られなかったそうです。
江戸中期以降には浅葱色が流行して、その流行っぷりが滑稽本の「古朽木」に「尤も当時何もかも浅黄が流行(はや)りますゆゑ「世の中は浅黄博多に浅黄紐、あさぎの櫛に浅黄縮緬」とも詠みて、近年の利物(ききもの)なれども」と書かれています。
江戸時代には、浅葱のことを浅黄と書いたものもあるので注意が必要です。
現在でも使われる浅葱色
歴史ある浅葱色ですが、現在でも神官の袴の色で会ったり、や陸上自衛隊航空科の職種標識など、制服や制服の一部に使われています。また着物や和の小物などファッションの中で使われており、浅葱色は現在でも使われ続けています。
