蒼天(そうてん)

蒼天(そうてん) 空・風・雲の色言葉

蒼天について

蒼天とは見渡す限りの青空の事

蒼天とは、青空や大空を意味します。
見わたす限りの青く晴れた大空をイメージさせる言葉です。
俳句では春の空を表す季語として使われています。

四文字熟語に雲外蒼天という言葉があるのですが、苦難を乗り越えた先に明るい未来が待っているという意味になります。
厚くどこまで続くか分からない雲を苦難に見立て、それを抜けた先に望む未来が待っているという希望に満ちた言葉です。

元は紀元前の中国で生まれた言葉で、中国最古の詩篇「詩経」に蒼天という言葉が見られます。
詩経の代表的な詩である「悠悠蒼天、此れ何人ぞや」などに使われており、この詩は古代中国の周という国の都が破壊された時に「悠々と広がる青空よ、こんなひどい状況を生み出したのは誰なのか」という意味になります。

古くは天にいる神や天帝、または天命も意味しました。
また天は単なる空というだけでなく、人間の行いを見守る神聖な存在とされ、蒼天という言葉にはある種の神聖さが込められています。
古代中国の王朝の存亡は天帝が判断するとされており、中国皇帝は天帝に対して天下国家の安寧を祈りました。