彩雲について
彩雲とは虹のように七色に輝く雲の事
彩雲とは、雲が赤や緑、黄色などのまるで虹のように七色に彩られて見える雲のことです。
雲に含まれる小さな水滴や氷の結晶がプリズムのように太陽の光を屈折させることで、雲が虹色に光って見えます。
この現象は主に気温の低く水滴や氷晶が形成されやすい、高所にある高積雲に見られます。
日本での最古の記録は、平安時代初期の「続日本紀」に五色雲について記述があります。
彩雲は当時の人々に強い印象を与えたらしく、飛鳥時代には「慶雲」、奈良時代には「神護景雲」と、彩雲の別名が年号に採用されています。
彩雲は古来より瑞相(吉兆)とされ、「瑞雲」「慶雲」「景雲」「紫雲」など多くの雅称も持ちます。
仏教において、極楽浄土より阿弥陀如来が菩薩を従えてやってくる際に、如来が載っている雲が彩雲(紫雲)であり、「来迎図」という臨終の際に仏教信者を迎えに来る時の絵にも多く描かれています。
寺院の落慶、開眼法要など重要な仏教行事の際に現れることも多いそうで、彩雲は仏教において「五色の彩雲」などと呼ばれ瑞雲の一つでした。
