比金襖(ひこんのう)

比金襖(ひこんのう) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 比金襖(ひこんのう)
別名 比金襖(ひごんあお)、比金襖(ひごのあお)、比金青(ひこんじょう)
系統 緑色系統

比金襖の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #4B7520
RGB R:75 G:117 B:32
CMYK C:50% M:0% Y:100% K:50%

比金襖について

比金襖は高級織物の色

比金襖ひこんのうとは、濃い黄緑色のことです。
「比金(ひごん、ひこん)」とは、金欄という金糸や金箔などを織り込んだ豪華な織物のことで、着物や能装束、袈裟などに使われます。
襖は本来「ふすま」と読みますが、ここでは「あお」とよみ緑みを意味します。
比金襖ひこんのうは平安時代の色で、この時代の青は緑も含みます。
比金襖(ひごんおう、ひごのあお)、比金青(ひこんじょう)ともいいます。

比金襖ひこんのうは織り糸による色で、経糸が青黒、緯糸が黄色が使われ、萌葱色もえぎいろの濃く暗い色とされます。
襲の色目にも名があり「表:黄みがちの青、もしくは経黄緯青の織色、裏:二藍(紫)」とされます。

「源氏物語」には、緋色の金襴の類の錦の織物を指す借字として「緋金錦」というものがあり、これを参考にすると比金襖ひこんのうは「経糸:青黒、緯糸:黄」で織った錦織の色になると推測されます。
「太平記」にも「浮線綾ノ比金襖ノ狩衣、珍シクゾ見ヘタリケル」とあり、武士の時代には狩衣の色として使われることもあったようです。