赤白橡(あかしろつるばみ)

赤白橡(あかしろつるばみ) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 赤白橡(あかしろつるばみ)
別名 赤白橡(あかしろのつるばみ、あかしらつるばみ)、赤色(あかいろ)
系統 茶色系統

赤白橡の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #A25E44
RGB R:162 G:94 B:68
CMYK C:0% M:54% Y:60% K:40%

赤白橡について

赤白橡は上皇だけが着ることができる色

赤白橡あかしろつるばみとは、赤みがかったくすんだ茶色のことです。
平安時代の上皇(退位した天皇)の服の色として知られます。
赤白橡あかしろつるばみは「延喜式」に記載された頃は参議以上に許された色でしたが、後に上皇の着る袍(上着)の色となったため禁色になりました。
後に天皇や皇太子も着ることが許されました。
「あかしろのつるばみ」「あかしらのつるばみ」とも呼ばれます。

色名に橡とついていますが、橡を使って染める訳ではありません

色名に橡とついていますが、染料には橡を使わずに、黄櫨(はぜ)と茜で染めます。
橡はブナ科クヌギの古名で、実はドングリのことです。
黄櫨で下染めした上から、茜で薄く染め上げます。
延喜式には「黄櫨大九十斤。灰三石。茜大七斤。薪七百廿斤」と記されています。
赤白橡あかしろつるばみ青白橡あおしろつるばみはどちらも鮮やかな色というより、くすみのある「灰色がかった」色のため橡を語尾につけたという説も存在します。

天皇だけが着ることができる青白橡という色もあります

平安時代の文学書では上皇の着る服の色について「赤色」といえば赤白橡あかしろつるばみのことで、「赤色の袍」とは赤白橡あかしろつるばみの袍を意味します。
「源氏物語」では「赤き白橡」と書かれています。
赤白橡あかしろつるばみはかなり茶色に近い色ですが、平安時代の色相範囲では何とか「あか」の範囲内だったと思われます。
天皇の普段着の色は青白橡あおしろつるばみと言い、こちらは「青色」とも呼ばれます。