ベロ藍(べろあい)

ベロ藍(べろあい) 青色系統

色名・別名・系統

色名(かな) ベロ藍(べろあい)
別名 伯林青(べれんす)、伯林青(べるりんあお)
系統 青色系統

ベロ藍の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #003F60
RGB R:0 G:63 B:96
CMYK C:90% M:23% Y:0% K:70%

ベロ藍について

ベロ藍はベルリンで生まれた人口顔料

ベロ藍べろあいとは、暗い青色のことです。
1704年にプロシア(ドイツ)のベルリンで発明された「ベルリーンズ」という人口青色顔料で、ベルリンで生まれた藍を略して「ベロ藍べろあい」と呼ぶようになりました。
また「伯林青べれんす」「べるりんあお」とも呼ばれます。
「ベルリーンズ」と同じ顔料がパリでも同時期に発明されており、西洋では「パリ・ブルー」とも呼ばれました。

ベロ藍べろあいはヨーロッパから中国経由で輸入されており、1826年を境に中国とのベロ藍べろあい取引量が大幅に増加し国内に広く出回るようになり、最終的に江戸で浮世絵への使われるようになったそうです。
ちなみにオランダからのベロ藍べろあいのほうが中国からのものより質がよかったそうです。

ベロ藍は浮世絵師を魅了した

日本に伝わると、藍よりも鮮やかな青色は葛飾北斎や歌川広重といった浮世絵師を魅了し、彼らがこぞって自分の作品に使うようになります。
ベロ藍べろあいは透明感のある青を作り出すことができ、藍摺りでは難しかった海や川、空の新たな表現を可能にし、浮世絵の表現の幅を一気に広げることになります。

ベロ藍べろあいを使った代表的な浮世絵としては、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」などがあります。
葛飾北斎や歌川広重の浮世絵は、急に海外との交流が増えた幕末期にフランスへ持ち込まれ、西洋画にはない平面的な構図や配色の美しさが評判となり、日本美術を愛好する「ジャポニスム」が一大ブームとなりました。