葡萄鼠(ぶどうねず)

葡萄鼠(ぶどうねず) 紫色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 葡萄鼠(ぶどうねず)
別名 葡萄鼠(ぶどうねずみ、えびねず、えびねずみ)
系統 紫色系統

葡萄鼠の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #634F5F
RGB R:99 G:79 B:95
CMYK C:8% M:30% Y:0% K:70%

葡萄鼠について

葡萄鼠は葡萄色に鼠色を足したような色

葡萄鼠ぶどうねずとは、赤みがかってくすんだ濃い紫色のことです。
平安の頃からある葡萄色えびいろ鼠色ねずみいろを加えたような色を指します。
布地に染料を均一にむらなく染めることを引染ということから、鼠色を引いた葡萄色なので引葡萄(ひきぶどう)ともよばれたそうです。

葡萄鼠は江戸時代から昭和初期まで人気の色でした

「葡萄」の古名は山葡萄(エビカズラ)で、江戸時代より前には「葡萄色」は「ぶどういろ」ではなく「えびいろ」とよばれていました。
葡萄鼠ぶどうねずが「えびねず」ではなく「ぶどうねず」と呼ばれているのは、江戸時代になって生まれた色のためです。
鼠色が流行した江戸中期以降に人気となり、浮世絵に描かれた着物の地色や滑稽本によく見られます。

明治以降にも人気は衰えず、昭和初期には、洗朱あらいしゅ蘇芳色すおういろ杏色あんずいろ青磁色せいじいろ金泥色きんでいいろとともに、葡萄鼠ぶどうねずはモダンガールとよばれる女性を中心に流行しました。
また葡萄鼠ぶどうねずはこの暗い赤だけではなく、青紫までの幅広い色域を含むという説もあります。