色名・別名・系統
| 色名(かな) | 白緑(びゃくろく) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 緑色系統 |
白緑の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #CBE7D7 |
| RGB | R:203 G:231 B:215 |
| CMYK | C:20% M:0% Y:18% K:0% |
白緑について
白緑は孔雀石を細かく砕いた粉末の色
白緑とは、白に近い青みの緑色のことで、孔雀石から作られた顔料の色です。
孔雀石の粉末は緑青と呼ばれ、全然白みは感じさせない鮮やかな緑色です。
ですが緑青を精製して細かい粒子にすると、表面からの白色光の拡散反射が多くなり、顔料内部からの緑色の反射光が薄められそのために白っぽい緑に見えるようになります。
この白っぽい粒子を白緑といいます。
白緑は奈良時代から用いられてきました
飛鳥奈良時代の伽藍(寺院)の彩色手法として「繧繝彩色(うんげんさいしき)」というものがあります。
繧繝彩色とは「ある色を淡い色から濃い色へ段階的に配列していく手法(同一色相の濃淡グラデーション)」のことです。
基本的にもっとも淡い色から、次第に色目を濃くして、最後は墨色でまとめる手法になっていて、緑系のグラデーションを緑青繧繝といい、ここに白緑が使われます。
緑青繧繝は淡藤黄→白緑→緑青→墨という順番で塗られています。
近年の寺院彩色の科学的調査によると四天王寺、東大寺、法隆寺、唐招提寺、平等院などの支柱、格天井(ごうてんじょう)や壁面装飾などが、「繧繝」で彩色されていたことが立証されています。
また中国の清代に作られた彩色版画絵手本「芥子園画伝」によると、「孔雀石」を水飛すいひして、「頭緑」「二緑」「三緑」に分けると記されており、「頭緑」が「白緑」のことを指しているそうです。
ちなみに水飛とは、大量の水をかき混ぜて、不純物を沈殿させ、水中に残った粒子を精製する方法だそうです。
