色名・別名・系統
| 色名(かな) | 江戸紫(えどむらさき) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 紫色系統 |
江戸紫の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #3D387B |
| RGB | R:61 G:56 B:123 |
| CMYK | C:80% M:80% Y:0% K:30% |
江戸紫について
江戸紫は京の都への対抗心が隠された色名
江戸紫とは、青みの強い紫色のことです。
江戸紫は京の都への対抗心からつけられた色名です。
また伝統的な古代紫を祖とする京紫に対し、江戸紫は最先端の紫を意味する今紫と呼ばれました。
京紫は赤みが強めの色ですが、江戸紫も同じく最初は赤みが強でしたが、後に青みが強まって流行したそうです。
江戸紫と京紫の違いには諸説あり、江戸紫の方が赤が強いとする説もあるそうですが、このページでは江戸紫は青が強い色との説を採用しています。
江戸紫は江戸っ子の自慢の色
江戸に近い武蔵野は、「伊勢物語」が書かれた平安時代から紫草が豊富に生えていることが広く知られていたため、江戸が紫の本場であると自負するようになりました。
歴史が積み重なった京都と違い、新興都市の江戸にはあまり誇れるような名物がなかったらしく、江戸っ子は江戸紫を自慢に思っていたようです。
「紫と男ならびに無駄づかい」の川柳という川柳にその心意気が表現されています。
江戸の古典歌舞伎を代表する演目に、「助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」があります。
二代目市川団十郎が江戸紫の鉢巻きをつけた「花川江戸助六」を演じた人気の演目です。
この助六もまた、上方で流行った万屋助六心中の一中節を、江戸の男達に脚色したものです。
ですが江戸紫は江戸で生まれた色名と思われていますが、実際は、京都・上京の染師、石川屋が作った色とされています。
石川屋が伝統の京紫に対し、今風の紫「今紫」というプロデュースを行ったとの説が有力です。
