色名・別名・系統
| 色名(かな) | 鉛丹色(えんたんいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 橙色系統 |
鉛丹色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #E66F40 |
| RGB | R:230 G:111 B:64 |
| CMYK | C:0% M:68% Y:80% K:5% |
鉛丹色について
鉛丹色は四三酸化鉄を原料とする顔料の色
鉛丹色とは、赤みがかった橙色のことです。
四三酸化鉄を原料とする黄赤色顔料であり、日本では七世紀より使用が確認されています。
光明丹(こうみょうたん)、赤鉛(せきえん)、赤色酸化鉛(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれます。
古くは朱の代用品の意味で黄丹とよばれ、皇太子の袍の色である黄丹と混同されていました。
「丹」とは赤い土を意味し、赤土だけでなく酸化鉄や硫化水銀など赤色顔料全般を指す言葉です。
鉛丹は粒子が細かく水に溶けやすいため、古代から日本画や陶磁器の釉薬、絵の具、建築材料など、様々な用途で使用されてきました。
景初3年(239)に、卑弥呼の使者は、魏帝からのさまざまな贈り物を邪馬台国に持ち帰りましたが、その中に「鉛丹五十斤」もありました。
鉛丹は寺院の梁や柱の塗料に使われていた
奈良の正倉院には鉛丹が遺されており、これは既に国内で製造されていたものと考えられています。
鉛丹は古代では朝廷に献上されるような極めて貴重な黄赤顔料で、飛鳥奈良時代の寺院の梁や柱は、鉛丹と赤土の塗料で塗られていたそうです。
平安時代の建築物の柱も、鉛丹の塗料で朱色に塗装されています。
錆止めや防腐効果があるため建造物や仏像などの下塗りにも用いられました。
現在でも錆止め用の塗料として使われ、船の船底塗料などに使われています。
鉛丹は鉛白を加熱して作ります。
鉛白を加熱すると、クリーム色、薄い黄色、赤黄色と変化していきます。
クリーム色、薄い黄色を密陀僧、赤黄色が鉛丹です。
