銀朱(ぎんしゅ)

銀朱(ぎんしゅ) 赤色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 銀朱(ぎんしゅ)
別名 特になし
系統 赤色系統

銀朱の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #E34827
RGB R:227 G:72 B:39
CMYK C:0% M:86% Y:95% K:5%

銀朱について

銀朱は人工的に生み出された朱色の顔料

銀朱ぎんしゅとは、わずかに黄みがかった赤色のことです。
天然の朱砂に水銀と硫黄を混ぜたもの焼いて作った、人工的な朱色しゅいろの顔料を指します。
印鑑に使われる朱肉の色です。
朱色の原料は硫化水銀が主成分の朱砂(しゅさ)とよばれる赤色の鉱物ですが、とても貴重なだったため人工的な朱が生み出されました。
人造朱であるに銀朱ぎんしゅに対して、天然朱のことを真朱しんしゅといいます。
両方とも成分は硫化水銀ですが、銀朱ぎんしゅのほうが真朱よりやや鮮やかな赤です。
中国では真朱しんしゅのほうが銀朱ぎんしゅより尊ばれ、皇帝が使うような高級なものには天然朱である真朱しんしゅを使ったそうです。
清代の中国画技法書である「芥子園画伝」では、朱砂がない時には銀朱ぎんしゅを使うとされています。

銀朱ぎんしゅの製造法が確立したのは、一説によれば700年代にアラビアの錬金術師が初めて水銀と硫黄から人造朱を作り出したといわれています。
その技術が中国に渡り、人造朱のことを銀朱ぎんしゅと呼ぶようになったそうです。
日本には室町末期に中国から製法が伝わったとされていますが、使われだしたのは江戸中期ころからとも言われます。
人工的に朱が作れるようになったとはいえ、朱はまだまだ貴重なもので、一般的に使われるようになったのは近代になってからです。