群青(ぐんじょう)

群青(ぐんじょう) 青色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 群青(ぐんじょう)
別名 特になし
系統 青色系統

群青の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #0063AC
RGB R:0 G:99 B:172
CMYK C:100% M:58% Y:0% K:5%

群青について

群青は古くから存在する代表的な青色の一つ

群青ぐんじょうとは、わずかに紫がかった鮮やかな青色のことです。
群青ぐんじょうは藍銅鉱を精製して作った天然顔料・岩群青の青色を指します。
飛鳥時代に中国から伝わった色で、群青ぐんじょうは青の集まり、青が群がった色という意味の色名です。
群青ぐんじょうはもともと瑠璃(ラピスラズリ)から作られた色でしたが、ラピスラズリは宝石としての価値が高く、岩群青を使って群青ぐんじょうが作られるようになります。
岩群青の粗いものを紺青こんじょう、細かく砕いたものを白群びゃくぐんといいます。

群青は日本画には欠かせない色

群青ぐんじょうは日本画には欠かせない代表的な青色絵具で、仏教美術などに使用される貴重な青色絵具でした。
特に桃山末期から江戸初期にかけて流行した「金碧障壁画」に群青ぐんじょうは多用されました。
金碧障壁画とは、障子、襖などを壁画に見立て、背景全体や霞、雲などの形状に金箔や金泥を配し、その上に、中国の儒教思想を表す題材や、大和絵風の花鳥風月などを描いたもので、金箔の上から緑青、群青、白緑、朱、弁柄、墨などを組み合わせた配色が特徴的です。
信長、秀吉、家康のような戦国大名の権威を象徴する演出として好まれました。
また、尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風」は金箔を背景に群青ぐんじょう紺青こんじょう)と緑青の2色だけで、杜若を大胆な構図で描いています。
群青ぐんじょうは17世紀中頃にドイツからベロ藍(プルシャンブルー)が輸入されるまで、青色顔料の代表的存在でした。

群青はとても高価な色

藍銅鉱は銅の代表的な二次鉱物の1つで、世界各地の銅鉱床で採れますが、孔雀石と混じり合った状態で存在していることが多いため、精製するために大変な手間がかかります。
しかも藍銅鉱は孔雀石よりも取れる量が少ないため、孔雀石の10倍の値が付き、群青60gで米一俵を買えるほどだったそうです。