埴(はに)

埴(はに) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 埴(はに)
別名 埴生(はにゅう)、丹(に)、丹土(にど)、丹土(につち)
系統 茶色系統

埴の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #B76E34
RGB R:183 G:110 B:52
CMYK C:0% M:50% Y:80% K:30%

埴について

埴は古代の赤土の色

はにとは、少しくすんだ茶色のことです。
埴生(はにゅう)とも呼ばれたきめ細かな赤土のことで、古代の代表的な赤色顔料です。
埴生は埴のとれる土地、もしくは土そのもののことです。
古墳から産出された埴輪ははにを使って作られています。

赤土は丹、丹土、赭ともよばれ、同じく赤土の色である丹色にいろそお朱色しゅいろに比べると、はには落ち着いた茶色が強い色です。

埴は染料としても使われていたと考えられています。
万葉集には「草枕旅行く君と知らませば岸の埴生ににほはさましを」という歌があり、これは「草を枕の旅のお方と知っていたなら、(この住吉の)岸の埴土(はにつち)で衣を染めてさしあげるのでしたのに」という意味で、埴が染料として扱われていることが分かります。

余談ですが、現在、埴土といえば粘土質を五〇パーセント以上含んだ土である「しょくど・はにつち」を指し、色は赤茶ではなく暗めの茶色の土を指すようです。