色名・別名・系統
| 色名(かな) | 鶸茶(ひわちゃ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 黄色系統 |
鶸茶の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #958D4E |
| RGB | R:149 G:141 B:78 |
| CMYK | C:0% M:1% Y:60% K:50% |
鶸茶について
鶸茶は小袖の地色として使われた流行色
鶸茶とは、茶色がかった渋い黄色のことです。
鶸色を茶色がからせた色で、鶸の羽の一部が鶸茶のような色をしています。
鶸色は鎌倉時代に現れた色ですが、鶸茶は江戸時代中期頃に現れた色です。
「手鑑模様節用」の色譜には「古名をみなへし、うぐひす茶ともいふ」と記されていますが、鶸茶のほうが黄色が強く明るい色です。享保・明和・安永・天明各期の雛形本によると、小袖の地色として使われた流行色だったそうです。
江戸時代の洒落や風刺などを書いた娯楽雑誌を黄表紙といいますが、その登場人物の服色に鶸茶はたびたび使われ、鶸茶の腰帯、鶸茶の小紋などが記されています。
「反古染」(1789)「守貞漫稿」(1854)などの随筆には、小袖の色や御殿女中の服の色として書かれています。
「守貞漫稿」によると男性向けの色だったとされています。
鶸茶は明治の世になっても小説に登場し、長く愛されていた色です。
