色名・別名・系統
| 色名(かな) | 唐茶(からちゃ) |
| 別名 | 枯茶(からちゃ) |
| 系統 | 茶色系統 |
唐茶の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #A47356 |
| RGB | R:164 G:115 B:86 |
| CMYK | C:0% M:38% Y:50% K:40% |
唐茶について
唐茶は新しく美しいという意味を持つ茶色
唐茶とは、少し赤みと灰みのある茶色のことです。
「唐」と名のつく物品は、平安の頃の中国である唐からの輸入された渡来物のことを指しましたが、唐が滅んだ後でも、中国伝来の舶来品という意味でも使われ続けました。
その後、「新しい、洒落た、美しい」という意味に変化したので、唐茶とは「新しい茶色、美しい茶色」という意味の色になります。
唐茶は高価な渡来染料の丁子で染めた茶色を目指した色で、実際には楊梅(やまもも)を使って染められました。
唐茶から派生した色に、黄唐茶、宋伝唐茶があります。
唐茶は江戸時代の流行色でいきな色
江戸前期に流行し、その後も人気の色だったらしく、「色道(しきどう)大鏡」という遊郭の手引書に、羽織や小袖、帯に「いき」な茶色がおすすめ、という記述があり、唐茶を来た遊客も大勢いたと思われます。
この唐茶という色は、時代が経つと共に明るい色合いになっていったそうで、江戸前期と後期では違った色になったそうです。
色とは関係ありませんが、唐茶は僧侶たちは酒の隠語として使われていたそうです。
僧侶には酒を飲んではいけないという戒律があり、酒の代わりにお茶が出されたそうなのですが、僧侶も人間なので、こういう隠語もできることになったのでしょう。
富士額男女繁山という歌舞伎・浄瑠璃には、「唐茶の御馳走になりまして、大酩酊いたしました」という記述があるそうです。
