色名・別名・系統
| 色名(かな) | 乾鮭色(からさけいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 橙色系統 |
乾鮭色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #F36E29 |
| RGB | R:243 G:110 B:41 |
| CMYK | C:0% M:71% Y:95% K:0% |
乾鮭色について
乾鮭色は乾燥した鮭の身のような色
乾鮭色とは、少し濃い桃色のことです。
乾燥した鮭の身のような色になります。
現在では鮭色のほうが一般的ですが、鮭色は明治以降に出来た色名です。
乾鮭色が生まれたのは江戸時代で、狂言「魚説経」に初めて登場します。
内容は檀家が供養を依頼しに来ましたが住職の留守だったため、お経を習っていない新発意(しんぼち=修業中の坊主)がお布施欲しさに、経文の代わりに魚の名前を語呂合わせでいくつも登場させてでたらめな説法を行う、というものです。
鮭をはじめ鯛、鮭、鯖、海老、蛸、烏賊など93もの魚や貝の名前が登場します。
乾鮭色は語呂合わせの一つとして登場した色名と思われます。
保存のきく乾いた鮭は古くから食用だった
鮭は古くから食べられた魚で、乾鮭は内臓を取り除き塩をふらずに干したものです。
乾鮭は平安時代の「今昔物語集」や「宇治拾遺物語」にも出てきます。
宇治拾遺物語には「牝牛に乗りたる法師の裸なるが、干鮭を太刀にはきて、牛の尻をはたと打て」とあり、乾鮭は見た目(皮の色)が太刀の鞘のように黒っぽくなり、腰につけて牛に乗れるほど堅かったようです。
江戸時代の食べ物の図鑑である「本朝食鑑」では乾鮭は松前(北海道)や秋田産のものがよく、京都や江戸で流通している乾鮭はかの地のものであると紹介されています。
