色名・別名・系統
| 色名(かな) | 土器色(かわらけいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 茶色系統 |
土器色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #CE9374 |
| RGB | R:206 G:147 B:116 |
| CMYK | C:0% M:36% Y:45% K:20% |
土器色について
土器色は素焼きの陶器の色
土器色とは、少し赤みがかった明るい茶色のことです。
土器とは釉薬(ゆうやく)をかけていない素焼きの陶器のことで、素朴なくすんだ茶色を指します。
平安時代の宮中において、土器に味噌やおかずを入れたり、ご飯を盛ったり、行灯の油皿につかったりと、日用品として使われました。
土器は平安末期ころから使われ始め、江戸時代まで日本人の日常生活とともにありました。
土器色は鎌倉時代には存在していたらしく、建保ニ年(1214)に作成されたとされる「東北院職人歌合絵巻」に「ひとめみし かはらけ色の きぬかづき 我に契や 深草の里」という歌に土器色があります。
深草は京都平安京の東南にあり、土器の有名な生産地でした。
土器色は武家の時代ならではの現実的な色
土器色は武家の時代に合った素朴で実直な色で、貴族趣味が反映された平安時代には到底生まれない色名です。
武士たちは土器色をこの時代の婦人が顔を隠すのに頭からかぶった「衣かずき」や古くなった布の色に使ったらしく、貴族たちが好んだ文学的な色名ではなく、質素で現実に即した色名です。
中世の狂言には「土器色の古袷(あわせ)のように古びて茶色くなった布」というものあったそうです。
