色名・別名・系統
| 色名(かな) |
黄蘗色(きはだいろ) |
| 別名 |
黄蘗(きわだ)、黄膚(きはだいろ)、黄蘗(おうはく) |
| 系統 |
黄色系統 |
黄蘗色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) |
#EBCE19 |
| RGB |
R:235 G:206 B:25 |
| CMYK |
C:0% M:7% Y:95% K:10% |
黄蘗色について
黄蘗色は刈安色と並ぶ古代の黄色の代表格
黄蘗色とは、わずかに緑がかった黄色のことです。
ミカン科の落葉高木である黄蘗の樹皮の内側には黄色いコルク層があり、これを煎じてできる明るい黄色を指します。
黄蘗の内皮は果実とともに薬用になります。
読みが同じの「樹皮色」もあります。
黄蘗には防虫効果が古くから知られており、古代中国では仏教の経典に使う紙を染めるために黄蘗が使われました。
敦煌で発掘された経典には黄蘗が使われているものが多くあります。
日本に仏教が伝来する際に、この慣わしが受け継がれました。
奈良時代の写経の紙の中には、黄蘗で染めたのものがあり、これが日本における防虫対策として黄蘗を用いた最古の例とされています。
近世でも商家の帳簿類の防虫用に、黄蘗で染めた紙が利用されていました。
黄蘗は布地を染色することにも使われ、藍と併用して緑や青緑、藍色などを染める下染めに多く使用されましたが、黄蘗だけで染色をすることは少なかったようです。
平安時代に編纂された延喜式には、黄蘗を使った染色法が掲載されており、古くから使われた染料です。