色名・別名・系統
| 色名(かな) | 琥珀色(こはくいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 橙色系統 |
琥珀色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #CD853D |
| RGB | R:205 G:133 B:61 |
| CMYK | C:0% M:44% Y:80% K:20% |
琥珀色について
琥珀色は樹脂が化石化してできた琥珀の色
琥珀色とは、黄みがかった明るい茶色のことです。
琥珀は古代に松などの樹脂が地中で化石化したもののことで、琥珀色はその琥珀の色です。
琥珀という名の由来は「琥」は中国で虎が死後に石になったと信じられていたことに由来し、「珀」はまばゆいばかりの美しさをもった宝石、という意味です。
古くは「くはく」「あかだま」と呼ばれ珍重され、珊瑚や瑪瑙とともに装飾品や装身具、香料として使われました。
日本の産地としては岩手県久慈市が最も有名で、恐竜時代の地層などから取れるそうです。
琥珀色は明治時代に登場した色名
琥珀は古くから日本人に馴染みがあるものですが、色名になったのは明治時代のことです。
夏目漱石や芥川龍之介はウイスキーを「琥珀色の液体」と呼び、ここから現代に至るまで、琥珀色は酒類の色の形容に使われるようになります。
また、文明開化の折に西洋から「Amber(アンバー)」という色名が伝わった際に、その訳語として琥珀色が選ばれています。
アンバーはアラビア語で「竜涎香(りゅうぜんこう)」を意味する「Anbar(アンバル)」に由来する言葉です。
琥珀色を絵画などで表現する時には、瑪瑙(めのう)を顔料として使います。
これは琥珀が宝石として価値があるため、顔料としては使えないためです。
江戸時代には特殊な光沢のある織物のことを、色調に関係なく琥珀と呼んだそうです。
琥珀は宝石以外に薬用に用いられました
琥珀は旧石器時代には利用されており、真珠や翡翠とともに人類が利用した最古の宝石です。
北海道の「湯の里4遺跡」柏台1遺跡」出土の琥珀玉がアジア最古の使用例になります。
琥珀は宝石に適さないものは薬用として用いられたそうで、南北朝時代の医学者陶弘景は、著書『名医別録』の中で、琥珀の効能について「一に去驚定神、二に活血散淤、三に利尿通淋」(精神を安定させ、滞る血液を流し、排尿障害を改善するとの意)と著しています。
