色名・別名・系統
| 色名(かな) | 小紫(こむらさき) |
| 別名 | 濃紫(こむらさき) |
| 系統 | 紫色系統 |
小紫の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #451545 |
| RGB | R:69 G:21 B:69 |
| CMYK | C:40% M:80% Y:0% K:70% |
小紫について
小紫は吉原の遊女の名に由来する色名
小紫とは、赤みがかった濃い紫色のことです。
色名に「小」とついた場合「薄い」という意味になるはずですが、そうではなく濃い赤紫色を指します。
大化3年(647)に制定された七色十三階冠には、上から二番目の色に薄い紫色である小紫(しょうし)が定められていますが、これとは全くの別物です。
この色は、江戸時代の遊郭、吉原三浦屋の遊女の名に由来します。
遊女・小紫の情夫である白井権八は元鳥取藩の武士で小紫と愛し合うようになりますが、最高位の遊女である花魁の小紫に会うための資金を得るために、130人もの人を殺し金品を奪いました。
やがて辻斬りの罪で捕らえられ、25歳の時に品川の鈴ヶ森刑場で刑死しました。
白井権八の末路を聞いた小紫は遊郭を抜け出し、彼の墓前で自害したのですが、この顛末が浄瑠璃や歌舞伎で語られることで人々に知られ、小紫という色名が生まれました。
小紫という女性の情の深さと、起きた悲劇から感じるはかなさを、優美で繊細な小紫という色が体現しているように思います。
小紫という名前は植物や蝶にも使われています
色名の小紫とは関係ありませんが、小紫という名前の植物が存在し、これは紫式部という色名のもとになった紫式部(ムラサキシキブ)という植物の近縁種です。
どちらも秋に鮮やかな紫色の実をつけ、その様が美しいため公園で会ったり、個人の庭園で栽培されていることも多いです。
小紫という名がついた蝶も存在し、日本全国に分布し、雄の羽が紫色に輝く様子が美しいです。
小紫より大型の大紫という蝶は日本の国蝶に指定されています。
