黒紅梅(くろこうばい)

黒紅梅(くろこうばい) 赤色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 黒紅梅(くろこうばい)
別名 黒紅(くろべに)
系統 黒色系統

黒紅梅の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #3E0005
RGB R:62 G:0 B:5
CMYK C:0% M:80% Y:40% K:90%

黒紅梅について

黒紅梅は黒に見えるほど濃い赤色

黒紅梅くろこうばいとは、黒みがかった暗い赤色のことです。
黒紅(くろべに)とも呼ばれます。
紅で染めた下地の上から、檳榔子を掛けて鉄媒染で黒く染め上げた色です。
紅染の下地を紅下、そこから黒く染めたものを紅下黒といいます。
単色の黒では得られない、光沢のある重厚な潤み色(漆器の潤塗のような赤黒い色)になります。
赤みのある黒と言えば加賀染もそうですが、こちらは紅ではなく梅染による黒になります。

黒紅梅は高価な小袖に使われた色

黒紅梅くろこうばいはその重厚さを買われてか、江戸前期の寛文年間(1661~1672)の頃から高価な小袖の地色として使われました。
井原西鶴の浮世草子「萬の文反古」(1696)には「御内儀の昔小袖(中略)黒紅に御所車の縫箔の小袖」とあります。
縫箔(ぬいはく)とは、模様を刺繍(ししゅう)と金箔の型捺し(かたおし)であらわしたもので、相当高価な着物に使われていることが分かります。