黒橡(くろつるばみ)

黒橡(くろつるばみ) 黒色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 黒橡(くろつるばみ)
別名 特になし
系統 黒色系統

黒橡の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #243627
RGB R:36 G:54 B:39
CMYK C:30% M:0% Y:40% K:90%

黒橡について

黒橡はドングリで染めた色

黒橡くろつるばみとは、緑がかった黒色のことです。
橡は櫟(クヌギ)の古名で、その実であるドングリを煎じて鉄媒染すると黒っぽい色になり、それが黒橡くろつるばみです。
橡に含まれるタンニンが鉄分に反応して黒く変色することで、黒橡くろつるばみが生まれます。
橡は日本では古くから最も広く利用されてきた植物染料の1つでした。

黒橡は身分の低い者の色

奈良時代の橡色は黒橡くろつるばみをさし、衣服令(701年)では身分の低い者の色とされていました。
その頃は黒のような暗い色は、橡染め以外には、涅色くりいろがあり、この色は川底の黒土で染められたものです。
また暗い色は凶色であったため、黒橡くろつるばみは喪服の色にも使われました。

ですが平安時代になると、橡色は黒橡くろつるばみから黄橡きつるばみを指すようになり、十世紀の「延喜式」に橡に茜を加えて染めた色が貴族の色になったことが書かれています。