色名・別名・系統
| 色名(かな) | 京紫(きょうむらさき) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 紫色系統 |
京紫の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #6D336D |
| RGB | R:109 G:51 B:109 |
| CMYK | C:40% M:80% Y:0% K:40% |
京紫について
京紫は京都ブランドを前面に押し出した色名
京紫とは、赤みが強く濃い紫色のことです。
京都は紫の染色の本場であり、古くから紫色を染めてきた場所です。
江戸時代には古くから染められてきた伝統の紫色を古代紫と呼び、江戸紫と区別してブランド化しましたが、京紫はその流れをくむ色とされています。
古代紫よりも京紫の方が赤みが強いです。
古くからの紫染の秘伝を受け継ぐ色が京紫です。
2010年に京都にある私鉄、社京福電気鉄道が、開業100周年を記念して車両の色を京紫に塗り替え話題となりました。
京紫と江戸紫はライバル関係にありました
江戸の名物の一つに江戸紫がありますが、京紫もまた京都の名物とされていました。
享保3年(1718年)に書かれた近松門左衛門のの浄瑠璃「山崎与次郎兵衛寿の門松(やまざきよじべえねびきのかどまつ)には、「春めく中に紫は色の川や藤屋が内」とあり、これが京紫とされています。
ですが、百数十年後に書かれた喜多川守貞の「守屋漫稿」には、「今世は京紫を賞せず江戸紫を賞す」と書かれており、赤みの京紫よりも青みの江戸紫のほうに人気が移ったことが書かれています。
実は京紫と江戸紫の違いについては諸説あります。
喜多川守貞の「守貞漫稿」では、「是今云江戸紫者青勝也、京紫は赤勝にて」との記述があり、江戸紫が青みがかっていて、京紫が赤みがかっている、となっています。
ですが、伊勢貞丈の「安斎随筆」では、「今世京紫といふ色は紫の正色なり。今江戸紫といふは杜若の花の色の如し。是葡萄染なり。」となっています。
杜若は青紫で、葡萄染は赤紫なので、京紫が青みがちで、江戸紫が赤みがちということです。
このように正反対の意見があるのですが、ここでは京紫が赤み、江戸紫が青みという意見を採用しています。
