色名・別名・系統
| 色名(かな) | 松葉色(まつばいろ) |
| 別名 | 松の葉色(まつのはいろ) |
| 系統 | 緑色系統 |
松葉色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #38723B |
| RGB | R:56 G:114 B:59 |
| CMYK | C:60% M:0% Y:80% K:50% |
松葉色について
松葉色は松の葉のような緑色
松葉色とは、松の葉のような、少し黄みがかった緑色のことです。
別名を松の葉色といい、平安時代からの色名です。
平安文学などに登場し、清少納言の枕草子には「狩衣は香染の薄き、白き、ふくさ、赤色、松の葉色…」と書かれています。
この「松の葉色」は襲の色目という平安時代の配色パターンの一つ松重(まつがさね)「表:青(緑)、裏:紫」を指すいう説もあります。
松葉色は、藍(あい)と刈安(かりやす)で染められます。藍を濃くすれば鎌倉時代に武家の間で好まれた木賊色になります。
江戸後期の染色指南書「手鑑模様節用(てかがみもようせつよう)」には「松葉色。古名とくさいろ、寛政年中あいびろうどの名ありて、一時のりうこうたり」とあり、木賊色を松葉色の古名としていますが、松葉色のほうが古くからある上に黄みが強いため、同じ色というのは考えにくいです。
松の緑は日本文化に欠かせない色
松は不老不死の象徴として民俗行事や祝い事に用いられ、正月には門松を飾り、松竹梅の組み合わせで飾り付けをするのが定番です。
松のような常緑樹は冬でも葉を落とさないことも縁起のよさに拍車をかけています。
松の名の由来には「(神を)待つ」「(神を)祀る」「(緑を)保つ」などがあり、神の宿る木とされて寺社仏閣には松が多く植えられています。
安土桃山時代には松が登場する大障屏画が多く描かれ、能舞台には松の緑が登場し、松葉色のような濃い緑は日本文化に欠かせない色でした。
松葉色に関係する色名は多く、年齢を重ねた松を意味する老松、老松の変相色である老緑、松のような常緑樹に関係する常盤色などがあります。
