桃染(ももそめ)

桃染(ももそめ) 桃色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 桃染(ももそめ)
別名 桃花褐(つきそめ)、桃花染(つきそめ)、桃花染(ももはなぞめ)、桃花褐(ももそめ)
系統 桃色系統

桃染の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #E79F95
RGB R:231 G:159 B:149
CMYK C:0% M:40% Y:30% K:7%

桃染について

桃染は武官(下級兵士)の制服の色

桃染ももそめとは、くすんだ桃色ももいろ(ピンク色)のことです。
白鳳時代からあった古い色名で、主に武官(下級兵士)の制服の色だったようです。
天智紀には「桃染布五十端」、衣服令には「衛府の督佐~尋常には桃染の衫(ころも)」、衛門府式には「衛士、桃染布衫」、左右京式には「凡兵士、以浅桃染為当色」などの記述がみられます。
平安時代の格式を定めた延喜式には「末額は桃染布杉」とあります。
末額(まっこう)とは、下級の武官の冠に巻く布のことで、貴族以外に高価な紅が使えるとは考えられないので、実際は梅で染めたと推測されます。

別名を桃花褐(つきそめ)といい、「褐」は粗布を指します。
万葉集にも登場しており「桃花褐の 浅らの衣 幾らかに 思ひて妹に 逢(あ)はむものかも 」などの歌があります。

桃の花で染めたという説もありますが、桃の花びら自体には赤い色素はなく、あまり信憑性がありません。
ちなみに桃色ももいろは室町時代からの色で、名前は似てますが桃染ももそめとは別の色です。