色名・別名・系統
| 色名(かな) | 丹色(にいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 橙色系統 |
丹色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #C96037 |
| RGB | R:201 G:96 B:55 |
| CMYK | C:0% M:68% Y:80% K:20% |
丹色について
丹色は赤土の色
丹色とは、赤と橙色の中間のような色のことです。
「丹」は人類が初めて見つけ使用した最古の絵具であり、祭祀や装飾などに用いられました。
「丹」はもとは「赤い土」を意味し、「あか」とも読まれた言葉で、赤土や赤い顔料のような幅広い赤を指します。
丹色は黄みの赤から茶色にちかい赤まで、幅広い色域の赤土の色として生まれました。
赤系の顔料としては赤鉄鉱などの鉱石もあったはずですが、硬すぎて古代の技術では砕いて顔料にできなかったため、主に粘土状の赤土が赤の顔料や丹塗りの染料、素焼きの土器などに使われました。
丹色は古代から存在した赤色
中国の漢の時代には、丹は朱とともに赤の色相を表す色名で、代表的な赤色である紅よりも古い歴史を持ちます。魏志倭人伝には「其山有丹」と記されており、弥生時代の日本で赤い粘土質顔料が産出していたことが分かります。
赤い色は「魔除け、祈願」の色でもあるため、神社仏閣の柱や梁などには丹塗りのものが多くあります。
丹塗りで使うのは、硫黄と水銀との化合した赤土である辰砂、つまり朱色、または鉛に硫黄と硝石を加えて焼いて作った赤土である鉛丹です。
正倉院に残る丹の顔料の説明に「上丹三斤六両、天平勝宝五年(七五三)六月十五日」とありますが、これは鉛丹のことだそうです。
弁柄も代表的な赤系統の顔料ですが、これも丹に含まれます。
「丹」は赤土を指す言葉でしたが、次第に単に土を指す言葉になり、「青丹(青土)」「黄丹(黄土)」といった言葉も生まれます。
青丹は「青丹よし(あおによし)」という奈良の枕詞になるほど一般的な言葉になります。
また「丹」には水銀の意味もあり、「丹生」という名の付く地名では水銀採掘が行われていたそうです。
