色名・別名・系統
| 色名(かな) | 桜鼠(さくらねず) |
| 別名 | 桜鼠(さくらねずみ) |
| 系統 | 赤色系統 |
桜鼠の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #BAA6AB |
| RGB | R:186 G:166 B:171 |
| CMYK | C:0% M:15% Y:4% K:30% |
桜鼠について
桜鼠は故人をしのんだ気持ちから生まれた色
桜鼠とは、赤がかった薄い鼠色のことです。
桜色が少しくすんだような色です。
桜鼠という色名は、平安時代の和歌集「古今和歌集」にある「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」という歌から取られたとされます。
この歌は九世紀、平安の歌人・上野岑雄が友人である藤原基経の死を悲しんで詠まれたもので、墨色がかったような色に咲いてくれと桜に呼びかけることで、故人をしのんで喪に服す気持ちを表現しています。
桜鼠は墨染桜の花色に似ているとも言われます。
理由としては、墨染桜の花びらは皴が寄っており、その影によりくすんだ桜色に見えるからです。
余談ですが、京都の墨染という地名の由来はこの歌から取られたものです。
桜鼠は江戸時代から現代まで愛されている色
桜鼠は日本人が好きな桜色と江戸好みの鼠色を掛け合わせたような色です。
鼠色が流行し出した江戸時代元禄期より後に使われるようになった色です。
さらに薄く淡くなった色に灰桜があり、少し赤みが強い色に梅鼠があり、どちらも江戸中期に生まれた色です。
桜鼠は明治時代にも人気があり、明治24年、30年にも大流行したそうです。
当時はさくら鼡(ねずみ)と書かれていました。
桜鼠は現代でも着物などに使われており、長く日本人に愛されている色です。
