色名・別名・系統
| 色名(かな) | 纁(そひ) |
| 別名 | 纁(そび)、蘇比(そひ)、素緋(そひ) |
| 系統 | 橙色系統 |
纁の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #E09171 |
| RGB | R:225 G:145 B:113 |
| CMYK | C:0% M:45% Y:50% K:10% |
纁について
纁は茜で染めた薄い緋色
纁とは、明るめのくすんだ橙色のことです。
纁(そび)、蘇比(そひ)、素緋(そひ)ともいいます。
古代からの伝統色で、茜で染めた薄い緋色を指します。
茜染は染めと灰汁による媒染を繰り返すことで徐々に色を濃くしていきますが、緋色が3回ほど浸染(ひたしぞめ)した濃度であるのに対して、纁は1~2回ほどでできる淡い色です。
古代中国では、一度染は「せん」、二度染は「てい」、三度染は「纁」、四度染は「朱」とよばれ、日本の纁は中国の纁よりも薄く、「せん」か「てい」ほどの色とされます。
纁は官位を表す色として使われた色
纁は官位を表す色として多用された色で、緋色よりも下位の扱いです。養老2年(718)の衣服令では、緋より三階級下の色が纁とされ、僧尼令では僧尼の着用する色と定められました。
神護景雲元年(769)には、諸王の四世にこの色を朝服と定めたといわれています。
この時代は中国の文化を積極的に取り入れようとしていたためか、纁や埴のような漢字の外来語から取られた色名がいくつか見られます。
平安時代の格式を定めた「延喜式」には「孫王准五位、諸王准六位、〈其服色者、用 纁 、〉」とあり、孫王の五位、諸王の六位の者は纁(そい)の朝服を着用すると定められています。
