墨色(すみいろ)

墨色(すみいろ) 黒色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 墨色(すみいろ)
別名 墨色(ぼくしょく)、墨染(すみぞめ)
系統 黒色系統

墨色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #3B3839
RGB R:59 G:56 B:57
CMYK C:20% M:20% Y:20% K:85%

墨色について

墨色は墨で描かれるもの全てを指す色

墨色すみいろとは、ほとんど黒に見える暗い灰色のことです。
純粋の黒ではなく、かすかに明るみの残る黒色ともいえます。
墨は菜種などの油や松根を燃やしてできたすすを膠(にかわ)で固めたもので、墨色は墨を水で摺った色です。

墨色すみいろは、「墨の五彩」の「焦・濃・重・淡・清」の中でももっとも黒に近い「焦」の色であるといわれますが、広い意味では墨で表される色すべてを表しているといえます。
なお、「焦・濃・重・淡・清」を伝統色でいうと、「清」は「白鼠しろねず」、「淡」は「銀鼠ぎんねず」、「重」は「素鼠すねずまたは鼠色ねずみいろ」、「濃」は「丼鼠どぶねず」になります。
墨で染めた色のことを「墨染め」といい、僧服や喪服の色に使われました。

墨は書や絵画など多様な用途にに使われました

古代中国・漢の時代に松や桐の煤を膠水で固めた墨を作る方法が確立し、日本へは七世紀、推古天皇の時代に高句麗から伝わったとされます。 墨は書や絵画に使われたほか、仏教の写経にも使われた重要な発明品です。
唐の時代には墨の濃淡やぼかしを効果的に使った水墨画が描かれるようになり、墨で無限の色を表現する手法は「墨に五彩あり」と呼ばれ称賛されました。

墨には国産の和墨(わぼく)と中国伝来の唐墨(とうぼく)があり、和墨は赤みがかっているため赤墨といい、唐墨は青みがかかっているので青墨とよばれました。