色名・別名・系統
| 色名(かな) | 卵色(たまごいろ) |
| 別名 | 玉子色(たまごいろ) |
| 系統 | 黄色系統 |
卵色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #FFD167 |
| RGB | R:255 G:209 B:103 |
| CMYK | C:0% M:18% Y:70% K:0% |
卵色について
卵色は卵の黄身の色
卵色とは、少し赤みがかった明るい黄色のことです。
別名を玉子色といい、鶏卵の黄みのような明るい黄色を指します。
また生卵の黄身の色ではなく、ゆで卵の黄身の色や黄身と白身をかき混ぜたより明るい黄色であるという説も存在します。
卵の殻の色としては既に「鳥の子色」という淡い黄色が存在していますが、あまりにも高尚な色名だったのか一般には広まりませんでした。
卵色は鬱金に支子(くちなし)や黄蘗(きはだ)を加えるなど、かなり複雑な方法で染めていたそうです。 1772年刊行の『諸色手染草』には、「たまご土(黄土)を、大豆を磨り潰した豆汁で溶いて濾した液でもって染める」とあります。
卵色は平和な江戸時代になって生まれた色
卵色は江戸前期に生まれた色名です。
江戸時代になり戦乱が落ち着くと、物流が改善され卵は庶民にも手が届く食品になったせいか、卵の黄色が色名として生まれました。
同じ頃、菜種油も庶民に広まったため、菜種油色という色名が出来た状況に似ています。
元禄期に小袖の色として流行したとされ、小袖雛形本や西鶴の『好色一代女』などにも記述がみられます。
「好色一代男」には、「人の見知る程の大臣は肌着に隠し緋無垢、上には卵色の縮緬に思日入の数紋、薄鼠の紛い織」とあり、当時の裕福な商人(大臣)の衣装の色として卵色が使われています。
寛政年間(1789~1801)に流行した「はたおり唄」には、「真木の霜降り卵色 大幡大吉万格子 田野倉萌黄の程のよさ 朝日に照す唐茶無地 谷村黒八 博多織」とあり、これは山梨県の郡内地方の絹織物について歌ったものです。
