色名・別名・系統
| 色名(かな) | 鴇色(ときいろ) |
| 別名 | 鴇羽色(ときはいろ)、朱鷺色(ときいろ)、時色(ときいろ) |
| 系統 | 桃色系統 |
鴇色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #F7A094 |
| RGB | R:247 G:160 B:148 |
| CMYK | C:0% M:45% Y:34% K:0% |
鴇色について
鴇色は鴇の風切り羽の色
鴇色とは、黄みがかった桃色(ピンク色)のことです。
鴇が羽を広げたときに見える風切羽(かぜきりばね)の色に由来します。
江戸時代に鴇色は鴇羽色(ときはいろ)と呼ばれていました。
鴇は別名、朱鷺、桃花鳥、紅鶴とも呼ばれ、名前に「朱、桃、紅」というように赤を意味する字が含まれますが、羽の色はほぼ白です。
飛ぶ時にのみ翼の裏、風切り羽、尾羽などに付いたピンク色を見ることが出来、江戸時代の人たちは、鴇の飛ぶ姿を見てこの色名を思いついたのでしょう。
鴇は万葉集や日本書紀の中で、桃花鳥(つき)と記されており、鴇を題材にした歌や文章が多く残されています。
鴇と呼ばれるようになったのは江戸時代のことです。
現代では、鴇は日本において絶滅危惧種ですが、江戸時代には身近でどこにでもいるような鳥で、あまりに数が多く田畑を荒らすこともあり、害獣扱いにされたこともあったようです。
鴇色は江戸時代から現代まで人気の色
天明から寛政の頃にできた、18世紀末の着物の色や柄に関する生活便覧というべき『手鑑模様節用』という書物の中に、新古染色考説附色譜」という色見本と解説があり、他の色と並んで鴇色も取り上げられていました。
江戸時代中期の若い女性が着る着物(小袖)の色として、とても人気があったようです。
鴇色には何色かバリエーションが存在し、鴇浅葱、鴇色鼠、鴇茶などがあります。
現代でも鴇色は人気があり、着物にも使われています。
着物以外では、上越新幹線の車両カラーとして使われており、上越新幹線のE7系車両は鴇色のラインとシンボルマークを使ってデザインされています。
