色名・別名・系統
| 色名(かな) | 若紫(わかむらさき) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 紫色系統 |
若紫の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #B783BA |
| RGB | R:183 G:131 B:186 |
| CMYK | C:28% M:55% Y:0% K:0% |
若紫について
若紫は明るい紫色
若紫とは、明るい赤紫色のことです。
平安時代の「伊勢物語」や「源氏物語」の中では、「若紫」は紫草の若草のことでしたが、江戸時代元禄期には、若向きの明るい紫の色名にもなっていました。
「若」は「薄い」を意味し、若紫は薄い紫色を意味します。
紫色の美称でもあったそうです。
若紫は男女問わず身に着けられていた色
近松門左衛門の「心中天の網島」には、「謡の本は近衛流。野郎帽子は若紫。悪所狂ひの。身の果ては。かく成行くと。定まりし」と書かれており、若紫が色名として一般的に使われていたことが分かります。
この時代に額から頭頂までを剃りあげていた男の頭を野郎頭といいました。
歌舞伎の女形などは、剃った月代を隠すのに縮緬の帽子みたいなものをかぶっており、これを野郎帽子というのですが、帽子の色には若紫が一番だといっています。
野郎帽子は女性の中でもでも踊り子など身につけていたそうです。
紫色といえば、身に着ける人が限られ、高貴な色の筆頭でしたが、この時代には役者や茶屋女が着用する「若紫」や「似紫」になっており、庶民でも身に着けることができました。
