山鳩色(やまばといろ)

山鳩色(やまばといろ) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 山鳩色(やまばといろ)
別名 鳩染(はとぞめ)、鳩色(はといろ)
系統 緑色系統

山鳩色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #70835B
RGB R:170 G:70 B:16
CMYK C:25% M:0% Y:50% K:50%

山鳩色について

山鳩色は天皇のケ(平常着)の色

山鳩色やまばといろとは灰色がかった黄緑色のことです。
天皇のケ(平常着)の色として知られています。
六位蔵人とよばれる、天皇の給仕や秘書を担当する天皇の側近たちにも着ることを許されたそうですが、天皇が山鳩色やまばといろを着用される時には着ることを控えたそうです。

天皇など限られた人間のみ着用を許された色を禁色(きんじき)といい、赤白橡も天皇のケ(平常着)の色です。
山鳩色やまばといろは、青白橡あおしろつるばみ麹塵きくじんともよばれました。
清少納言はこの色を好み、「枕草子」では「めでたきもの」の段に蔵人の青色姿が取り上げています。

山鳩色は青鳩に由来する色

山鳩色やまばといろの由来は山鳩の色と思いがちですが、実際の山鳩の色とは違います。
山鳩色やまばといろが生まれた時代に山鳩といわれていた鳥は「青鳩」だったそうです。
山鳩色やまばといろは鳩染・鳩色ともいい、鳩染は奈良時代に記録があります。

山鳩色やまばといろで染められた布地にはある特徴があり、日光を浴びると光の加減により、地味な黄緑色の中に赤紫や緑色が見えたりするそうです。
緑色は青色と黄色の染料で染めますが、山鳩色やまばといろは紫と黄色の染料で染める特別な色ということにも関係があるのかもしれません。