色名・別名・系統
| 色名(かな) | 羊羹色(ようかんいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 茶色系統 |
羊羹色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #6A3A1C |
| RGB | R:106 G:58 B:28 |
| CMYK | C:0% M:53% Y:70% K:70% |
羊羹色について
羊羹色は色あせて羊羹のようになった色
羊羹色とは、濃く渋い茶色のことです。
羊羹が由来の色と思われがちですが、黒や濃い紫、鳶色などの濃い色の衣服が風雨や日光に晒されて色褪せ、羊羹のような色に変わってしまった様子を表す色して使われていました。
日本には小豆色のように素材そのものの色はいくつか存在しますが、羊羹色のように素材を調理した物の名前をつけることは稀です。
羊羹色の他には蒸栗色があります。
この羊羹色は、僧侶の僧衣や武士の袴などでも使われている色で、お芝居では悪役の浪人などが着流しの色として登場します。
江戸時代になり羊羹が和菓子になってから生まれた色
羊羹ができたのは鎌倉から室町時代の間に、中国から禅僧によって伝えられたとされています。
現在の羊羹は小豆を使った甘い和菓子ですが、昔の羊羹は羊肉を煮込んだスープのような料理でした。羊はひつじ、羹はあつもの、つまりスープを表す字です。
それが、禅僧は戒律で肉食を禁じられていたため、小豆、小麦粉や葛粉などを使って作るようになったそうです。
桃山時代に、現在の小豆と寒天で作る練羊羹の原型が生まれたそうですが、羊羹色はその時代には存在していません。
江戸時代になると、羊羹は徐々に人々の間に浸透していくようになり、18世紀の宝暦・明和期に初めて羊羹色という表現が登場しました。
羊羹色は、百塩茶という江戸時代に生まれた深い焦げ茶色と同じとされますが、百塩茶のほうがより濃い色とされています。
