色名・別名・系統
| 色名(かな) | 雄黄(ゆうおう) |
| 別名 | 雄黄(おおう)、石黄(せきおう)、雌黄(しおう) |
| 系統 | 橙色系統 |
雄黄の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #EB9531 |
| RGB | R:235 G:149 B:49 |
| CMYK | C:0% M:45% Y:90% K:5% |
雄黄について
雄黄は古くからある黄色の天然顔料
雄黄とは、鮮やかな黄みの橙色のことです。
雄黄は鶏冠石(リアルガー)というヒ素の硫化化合物のことです。
「おおう」とも読み、別名を雌黄、石黄(せきおう)といいます。
鶏冠石は同じヒ素硫化化合物である黄色い鉱物・石黄(オーピメント)と同じ場所から取れるため、雌黄は雄黄の薄い部分といわれます。
中国では鶏冠石を雄黄、石黄(オーピメント)を雌黄と呼びます。
古代より日本にも輸入され、奈良・平安時代の物品を修める正倉院にも雄黄が宝物として保管されています。
なお、雄黄、雌黄、石黄は歴史的に混同されて使われており区別が難しい色名たちです。
雄黄は黄色の顔料として珍重されました
雄黄は古来より天然の黄色顔料として使われていました。
「続日本紀」には「伊勢国朱砂雄黄」とあり、698年に伊勢の国から献上された雄黄が見事な黄色に発色したため、中国皇帝の黄色と呼ばれたそうです。
黄色系の天然顔料は雄黄や雌黄以外には黄土くらいしかなかったので、19世紀に合成無機顔料のクロームイエローなどが登場する前には、美しい黄色絵具として珍重されました。
江戸時代になると鬱金が黄色に使われるようになり、雄黄とともに浮世絵などに使われたそうです。
このように歴史ある雄黄ですが、現在では使われることはありません。
雄黄は砒素を含む鉱物で強い毒性があることが最大の原因で、なおかつ供給量に限りがあるためです。
英語では毒物の黄色を意味するポイズンイエローと呼ばれています。
