露草色(つゆくさいろ)

露草色(つゆくさいろ) 青色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 露草色(つゆくさいろ)
別名 月草(つきくさ)、鴨頭草(つきくさ)、着草(つきくさ)
系統 青色系統

露草色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #60A4DA
RGB R:96 G:164 B:218
CMYK C:60% M:23% Y:0% K:0%

露草色について

露草色は日本の青の染色の原点

露草色つゆくさいろとは、少し紫がかった明るめの青色のことです。
露草の花を布などに擦りつけた時に出る、明るい青紫色を指します。
露草の色染は、山藍摺やまあいずりと並んで日本で最も古い青系の染色法といえます。
古い時代の青色の代表である縹色はなだいろは、もとは露草色つゆくさいろのことを指していたとも言われています。

露草は古名をツキクサといい、日本全国に自生しているツユクサ科の一年草で、鴨頭草・月草・着草とも書きます。
他にも、思草(おもいくさ)、蛍草(ほたるくさ)、青花、藍花、花田草、碧蝉花(へきせんか)など多彩な名前を持ちます。
露草色つゆくさいろは色が落ちやすいためか、「万葉集」では「うつろう」「消ぬ」の枕詞に使われます。
「鴨頭草に衣色どり摺らめどもうつろふ色と言ふが苦しさ」という歌が万葉集にあり、「うつろふ色」が露草色つゆくさいろです

江戸時代には友禅染の下絵や陶磁器の絵付けに使われた

江戸時代になると、露草の青花から採取された青い汁を和紙に何度も染み込ませた、青花紙とよばれるものが、近江国(現在の滋賀県草津市あたり)で作られるようになります。
青花紙を水に浸すと美しい青色が溶け出し、これを友禅染の下絵や陶磁器の絵付けなどに使います。
これは露草色つゆくさいろが水で洗うとすぐに消えて、跡も残さない性質を利用したものです。
現在でも化学青花により需要は減少していますが、現在でも友禅染の下絵などに使われています。