色名・別名・系統
| 色名(かな) | 丁子色(ちょうじいろ) |
| 別名 | 丁字色(ちょうじいろ)、丁子染(ちょうじぞめ) |
| 系統 | 茶色系統 |
丁子色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #CF9B70 |
| RGB | R:207 G:155 B:112 |
| CMYK | C:0% M:31% Y:50% K:20% |
丁子色について
丁子色は丁子の樹皮で染めた色
丁子色とは、少しくすんで黄色がかった、明るい赤茶色です。
高価な香木である丁子の樹皮の煎汁と、鉄や灰汁などの媒染を使って染め上げた色です。
丁子色で染めたものは丁子染と呼ばれます
媒染を使わないと薄い色になり、これは香色と呼ばれます。
江戸時代に書かれた源氏物語の風俗に関する資料である「源氏男女装束抄」には、「丁子を濃く煎じたる汁にて染めたるものなり。香染ともいふなり」と書かれています。
一説によると、丁子色と香色は、西宮左大臣源高明によって考案されたといわれています。
丁子色は色だけでなく衣服から丁子の芳香も漂うため、貴族趣味ともいえる贅沢で優雅な色といえます。
丁子とは古来より使われた高価な香木
丁子はフトモモ科の常緑樹で、つぼみは丁の字に似ていることから丁子と呼ばれます。
丁子の原産地はインドネシアのモルッカ諸島で、その中の5つの島だけにしか生息していませんでした。
古来より香料として知られ、紀元前3世紀の前漢の時代の中国で既に香料として使われていました。
日本には、推古天皇3年(595年)4月に淡路島に香木が漂着したと記録があり、正倉院御物の中には、長さ156cm、最大径43cm、重さ11.6kgという巨大な香木・黄熟香(おうじゅくこう)が納められています。
丁子のつぼみを乾燥させたものを丁香といい、香料や染料として使われてきましたが、大変高価でした。
そのため、紅花や支子が代用され、江戸時代には安価な楊梅が代用品となり、丁子茶や丁子鼠といったバリエーションが作られました。
