色名・別名・系統
| 色名(かな) | 遠州茶(えんしゅうちゃ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 茶色系統 |
遠州茶の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #C27D56 |
| RGB | R:194 G:125 B:86 |
| CMYK | C:0% M:45% Y:60% K:25% |
遠州茶について
遠州茶は小堀遠州が好みそうな茶色
遠州茶とは、わずかに赤い明るい茶色のことです。
遠州茶は戦国大名の茶人として有名な小堀遠州の名を冠して、江戸中期に流行した色です。
小堀遠州は同じく戦国大名で千利休の弟子の古田織部の弟子だった人です。
実はこの遠州茶は小堀遠州本人が名付けた訳ではありません。
利休茶と同じく当時の人が、いかにも小堀遠州が好みそうな色として創作しました。
江戸時代後期に刊行された「手鑑模様節用」新古染色考説には、「遠州茶もとおりものの地いろにして小堀遠州侯のこのミたるところト云」と書かれており、これが当時の人の認識だったようです。
小堀遠州は質素な「寂び」を華やかにした人
小堀遠州は生まれついての大名であり相当な趣味人でもある人物で、生涯400回も茶会を開き、家康の駿府城の作事奉行として城を飾り立てるようなこともまかされ、桂離宮の庭園の作成に関わったとされるような、多芸多才の人です。
和歌を学び、貴族文化を茶道に取り入れて完成させた彼の美的センスのことを「綺麗さび」と呼びます。
綺麗さびは優雅で穏やかなのが特徴で、茶碗は薄手で品よく、程よい遊びがあります。
小堀遠州が建てた茶室「孤蓬庵」は、師匠である千利休の茶室が二畳と狭かったの対し、十畳以上で広く、窓も広く明るく、開放的なものでした。
簡素でもの悲しい「寂び」に、華やかさを足してあり、綺麗さびを確立した小堀遠州は千利休と共に人気がありました。
遠州流茶道や華道の祖としても知られ、徳川家の茶道の指南役としても活躍しました。
