榛摺(はりずり)

榛摺(はりずり) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 榛摺(はりずり)
別名 榛染(はりそめ)、蓁(はりそめ)、榛木染(はりのきぞめ)
系統 茶色系統

榛摺の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #744C18
RGB R:116 G:76 B:24
CMYK C:0% M:40% Y:80% K:65%

榛摺について

榛摺は榛(ハンノギ)の木の実や樹皮で染めた色

榛摺はりずりとは、黄みがかった茶色のことです。
榛の木の実や樹皮で染めたり、蒸し焼きにした実の粉末を布に摺り込んだ色です。
榛はカバノキ科の落葉高木であるハンノギの古名です。
低木のハシバミも榛と書きますが、ここでの榛はハンノギのことです。

ハシバミの樹皮や果実には多くのタンニンが含まれており、古代には布などを茶褐色に染めるのに使われました。
染法が発達していなかった時代では、こういった花や実、樹皮などを摺り込むことで染色をしていました。
榛染(はりぞめ)、榛木染(はりのきぞめ)、蓁(はりぞめ)ともよびます

「万葉集」には榛摺はりずりの衣を詠んだ歌がいくつもあり、住吉の遠里小野の榛は特に有名だったようです。
平安時代の格式を定めた「延喜式」では、榛摺はりずりは神事や物忌のための服である斎服の色とされました。
「鎮魂斎服。神祇官の伯已下。弾琴已上十三人。榛摺ノ帛袍十三領」とあり、服の色だけでなく、楽士の人数まで規定されていることが分かります。