色名・別名・系統
| 色名(かな) | 檜皮色(ひわだいろ) |
| 別名 | 檜皮色(ひはだいろ) |
| 系統 | 茶色系統 |
檜皮色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #562520 |
| RGB | R:86 G:37 B:32 |
| CMYK | C:0% M:60% Y:45% K:80% |
檜皮色について
檜皮色は檜の樹皮のような色
檜皮色とは、赤みがかった濃い茶色のことです。
檜の樹皮のような、力強い重厚感のある茶色です。
檜皮は染料としても使われたこともあり、木の樹皮で染めた色名は樹皮色、または木色(もくじき)といいます。
「ひはだいろ」とも読みます。
檜皮色は貴族にも武士にも愛された色
檜皮色は平安時代から使われた色名です。
この時代の建物の屋根は瓦ではなく檜皮で葺いた檜皮葺が主流で、檜皮色はその屋根の色から連想された色でしょう。
平安時代に檜皮葺が多かったのは、天台宗や真言宗のような密教寺院が山中に建てられることになり、屋根の材料として周りに豊富にある檜皮が使われました。平地の寺院を建てる際にも、同じように屋根を檜皮で作ることが引き継がれたためと言われています。
平安時代には草庵風の数寄屋造が多く建てられ、木材に由来する天然色が愛好されました。
「枕草子」には「雪は、檜皮葺、いとめでたし」とあり、清少納言は雪が降り積もった檜皮葺の屋根を好ましいと思っていたようです。
襲の色目にも檜皮の名があり「表:蘇芳、裏:二藍」とされます。
鎌倉時代には質実さを好む武士たちからも愛され、室町時代になると、書院造や草庵風の茶室の屋根や室内の色に使われました。
