枯野(かれの)

枯野(かれの) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 枯野(かれの)
別名 特になし
系統 茶色系統

枯野の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #D2B588
RGB R:210 G:181 B:136
CMYK C:0% M:15% Y:40% K:20%

枯野について

枯野は冬枯れした山野を風情を表した色

枯野かれのとは、少し赤みのある薄い茶色のことです。
平安時代に命あるものが絶え、枯れる様子を美しいと感じる「もののあはれ」という精神から生まれた色です。
冬枯れした野原や荒涼とした山野の風情を表す色ですが、江戸時代には「もののあはれ」が庶民にも広まり、冬の枯れた野原を見に行く枯野見をするようになりました。
江戸の庶民は枯野かれのを見に、冬の暖かい日に向島の長命寺あたりに出かけたそうです。

俳句にも枯野かれのはよく使われ、松尾芭蕉の辞世の句は「旅に病んで 夢は枯野を駆け廻る」という、枯野かれのという言葉が郷愁を誘います。
与謝蕪村の「凩 こがらしや 広野ひろのにどうと 吹起ふきおこる」という句は、枯野かれのに、突然の風のように凩が吹き、渋い黄いろの草木が茫漠と揺れる、という意味で、こちらも情感をかきたてるものになっています。
ちなみに枯野かれのは冬の季語です。枯野かれの以外には、「枯野道」や「枯野人(かれのびと)」という季語もあります。