色名・別名・系統
| 色名(かな) | 胡桃色(くるみいろ) |
| 別名 | 胡桃染(くるみぞめ) |
| 系統 | 茶色系統 |
胡桃色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #E5C6AC |
| RGB | R:229 G:198 B:172 |
| CMYK | C:0% M:16% Y:25% K:10% |
胡桃色について
胡桃色は胡桃の樹皮や果皮で染めた色
胡桃色とは、赤みの薄い茶色のことです。
胡桃の樹皮や果皮を煎じた汁で染めた色をさします。
胡桃は縄文時代から食べられており、青森市の三内丸山遺跡で、当時の人たちが持っていた、「縄文ポシェット」とよばれる小さな袋から胡桃が見つかっています。
胡桃にはタンニンを豊富に含む渋が蓄えられており、汁が手に付くと一週間以上は汚れが落ちません。
当時の人たちは、そのことから胡桃を使って染色をすることを思いついたのかもしれません。
胡桃色は写経用の紙の色などに使われた色
胡桃は奈良時代には紙を染めるために使われていました。
装潢師という和紙の染色したり紙継ぎを行う職人たちいたらしく、正倉院文書には胡桃紙のこともかかれています。
余談ですが染紙の染料として最も使われたのは胡桃ではなく、ミカン科の落葉高木・黄蘗(きはだ)で、その色が黄蘗色です。
平安時代になると胡桃色は写経用の紙染に使われました。
胡桃で染めた紙色は濃さにより「深・中・浅」の三種で分けられましたが、胡桃色はその中でも明るめの色とされます。
源氏物語や大鏡、蜻蛉日記に胡桃色が登場し、清少納言も枕草子の中で、蓑虫(みのむし)のような童が届けてきた紙の色が胡桃色だと書いています。
他には延喜式には囚獄司(しゅうごくし)の物部という獄舎や囚人を管理する看守の刀の緒の色とされました。
また天皇の行幸にお供する飼鷹(かいたい、鷹匠のこと)が着る杉(かざみ、上着)の色でもありました。
襲の色目にも胡桃色があり「表:香色、裏: 青(緑)」となっており胡桃の実と葉の色を表しています。
