色名・別名・系統
| 色名(かな) | 木蘭色(もくらんじき) |
| 別名 | 木蘭色(もくらんいろ)、乾陀羅色(けんだらじき)、健陀色(けんだしょく) |
| 系統 | 茶色系統 |
木蘭色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #BA8B39 |
| RGB | R:186 G:139 B:57 |
| CMYK | C:0% M:30% Y:80% K:30% |
木蘭色について
木蘭色は木の樹皮などで染めた色の一種
木蘭色とは、黄みがかってくすんだ茶色のことです。
木蘭という植物があるわけではなく、木の樹皮などで染めた色を木色(もくじき)といい、木蘭色はその木色の一種です。
時代により色みが違う色で、呼び名も様々です。
日本では、八世紀初めに編纂された「養老律令」の「僧尼令」に、初めて木蘭色の名が見られ、僧侶に用いられた袈裟の色の一つでした。
「養老律令」の「令義解」には「謂。木蘭者。黄橡也」とあり、橡の実で染めた黄茶系の色と思われます。
僧衣に使う、乾陀羅色(けんだらじき)、健陁色(けんだしょく)と同じ色とされます。
平安以降は木蘭色を指す色が変化していく
ところが平安時代の延喜式には「橡綾一疋 搗橡二解五升 茜大二斤」とあり、これは暗く渋い紅赤色になります。
また香木で染められた香色の別名とされたこともり、その場合は明るい白茶になります。
襲の色目にも「木蘭」がありますが、「表:黄 裏:黒」で四季通用の色となっています。
平安末期の保元の乱の頃から、木蘭色は武者の狩衣や直垂の色に用いられました。
この頃の木蘭色は、紅梅の樹皮や根の煎汁とする梅染の色であり、おそらく赤茶毛の色でした。
室町時代から蘭茶と呼ばれ、江戸中期には流行色となります。 この頃は楊梅(やまもも)で染められ、色は黄みがかった暗い茶色です。
