色名・別名・系統
| 色名(かな) | 柿色(かきいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 橙色系統 |
柿色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #DC692D |
| RGB | R:220 G:105 B:45 |
| CMYK | C:0% M:68% Y:90% K:10% |
柿色について
柿色は柿の実の色
柿色とは、そのまんま柿の実の色で、鮮やかで濃い橙色のことを指します。
色名は平安時代に生まれたとされていますが、平安時代にはあまり使われなかった色名らしく、襲の色目にも名がありません。
柿色が使われるようになったのは室町時代かららしく、室町中期から後期にかけての140年間にわたり奈良・興福寺の僧侶たちが書いた「多聞院日記」には「笛吹ハカキ色ニ染メテ」という記述が見られます。
江戸時代には多彩な柿色が染められた
江戸時代には茶系統の色が大流行したせいか、多くの柿色が生まれました。
柿は家の庭先、田や畑の近く、お寺の門前など、日本中のあらゆる場所に植えられており、馴染み深い食べ物であったことも一因かもしれません。
柿と名の付く色は二十種類もあるそうですが、明るめの「照柿色」から渋めの「柿渋色」や、他にも水柿、洗柿、洒落柿など様々な濃淡の色があります。
江戸時代の柿色は柿渋色
本格的に柿色が使われるようになったのは江戸時代からですが、江戸時代に柿色と呼ばれていたのは柿渋色です。
人気歌舞伎役者である五代目市川團十郎が好んだ「団十郎茶」という赤みがかった茶色が柿色と呼ばれたのもそのせいでしょう。
柿渋には防水・防腐・防虫効果があり、平安時代から漆の下塗りとして使われはじめ、木でできた道具や農具、布でできた服や漁網、紙でできた和傘など多岐にわたって使われており、庶民にとっては柿の実よりも柿渋のほうが身近だったのかもしれません。
なぜ柿の実の色ではなく、柿渋の色を柿色と呼んだのかは分かりません。
また柿色が柿渋色から現在のような柿の実の色になった時期と経緯についても残念ながら不明です。
