色名・別名・系統
| 色名(かな) | 萱草色(かんぞういろ) |
| 別名 | 萱草色(かぞういろ) |
| 系統 | 橙色系統 |
萱草色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #F89828 |
| RGB | R:248 G:152 B:40 |
| CMYK | C:0% M:48% Y:95% K:0% |
萱草色について
萱草色は喪に服すための色
萱草色とは、少し黄色がかった橙色のことです。
7月から8月に田のあぜ、小川のほとりなどに花を咲かせる萱草の花のような色を指します。
この鮮やかな色は紅花と支子、または茜と支子で染めたとされます。
梅雨から真夏にかけて、萱草は百合に似た橙色の小さな花をさかせますが、一日で花がしぼんでしまうところから、平安時代の人々は萱草色に染めた「萱草の襲」を喪に服すための色にしました。
萱草の襲は、「表:萱草色、裏:萱草色」または「表:濃朽葉、裏:濃朽葉」になります。
宮中で忌事があると紅色のような華やかな色を着るのを遠慮して、控え目な萱草色を身に着けていたといわれます。
萱草色は落日の夕日の色であり、別れのもの悲しさを表現した色だったのかもしれません。
萱草は悲しみを忘れさせてくれる花
萱草は「忘れ草」とよばれますが、これは中国最古の詩篇である「詩経」の「いづくんぞ諼草を得て、われこれを背に植ゑん」からきています。
「諼草(けんくさ)」は萱草のことで、「諼」は忘れるという意味です。
日本では万葉の時代から「忘れ草」と和歌に詠われ、花を身に着けることで憂いを忘れるとされました。
