鼠色(ねずみいろ)

鼠色(ねずみいろ) 灰色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 鼠色(ねずみいろ)
別名 特になし
系統 灰色系統

鼠色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #77787B
RGB R:119 G:120 B:123
CMYK C:0% M:0% Y:0% K:65%

鼠色について

鼠色は縁起の悪い「灰」の色に変わる色名

鼠色ねずみいろとは、少し暗い灰色のことです。
木などが燃えて残る灰の色です。
江戸時代はほとんどが木造の家だったせいか火事が多く、火事を連想させる「灰」という文字を嫌い、似た色である「鼠」を使った鼠色が生まれました。

灰系統の色だけでなく、灰色みが強い色全体を指す色として扱われ、くすんだ青色やくすんだ赤色のように一見すると鼠色とは言えない色が染められました。
これは幕府が出した贅沢禁止令に対する反発であり、庶民たちは青みがあっても赤みがあっても、鼠色の仲間と言い張って様々な色を楽しんでいました。
そのため、語尾に「鼠」という言葉が付いた色がいくつも存在します。

江戸時代には「鼠」と名の付く色が数多く生まれました

鼠色は江戸庶民の渋好みを表す色として知られています。
鼠色は茶色と共に江戸中期から後期に流行し、その流行によって生まれた色名は四十八茶百鼠という言葉が生まれるほどの数だったようです。
ちなみに四十八茶百鼠とは、茶色の種類が四十八で、鼠色が百八という訳では無く、単にそれだけ数が多いという事を表した言葉です。

日本において鈍色にびいろに代表される灰系統の色は葬儀など凶時に使われてきましたが、江戸時代になり不吉なイメージをぬぐいさり、江戸庶民に愛される色へと変貌しました。
明治以降は灰色はいいろという色名が生まれ、鼠色という色名はあまり使われなくなっていきました。