薄墨色(うすずみいろ)

薄墨色(うすずみいろ) 灰色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 薄墨色(うすずみいろ)
別名 淡墨色(うすずみいろ)
系統 灰色系統

薄墨色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #C8CBD1
RGB R:200 G:203 B:209
CMYK C:3% M:2% Y:0% K:20%

薄墨色について

薄墨色は古くは再生紙の色

薄墨色うすずみいろとは、明るい灰色のことです。
淡墨色とも書き、墨を薄めたような薄い墨色を指します。
平安時代、紙は貴重品だったため、宮中では書き損じたり、不要になった反故紙を漉き直した再生紙を使っていたが、その紙の色が明るい灰色だったため、薄墨紙と呼ばれました。

平安時代の喪を知らせる手紙は薄墨色うすずみいろで書かれており、また薄墨色うすずみいろは喪中の服色である鈍色にびいろと似通った色であるため、あまりよい色とされなかったようです。
現在でも、薄墨色うすずみいろは喪中はがきなど喪に関する紙色に使われます。

話は変わりますが、紙を漉き直した再生紙のことを「還魂紙」ともいいます。
親しい家族や友人が亡くなると、故人ゆかりの紙を漉き直し反故紙にしてから経典を写経することで、故人への供養、そして仏への信仰を強くする風習としたため、還魂紙や反魂紙と呼ばれるようになったそうです。