色名・別名・系統
| 色名(かな) | 不言色(いわぬいろ) |
| 別名 | 謂はぬ色(いわぬいろ) |
| 系統 | 黄色系統 |
不言色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #FFD27C |
| RGB | R:255 G:210 B:124 |
| CMYK | C:0% M:18% Y:60% K:0% |
不言色について
不言色は言葉遊びから生まれた色名
不言色とは、少し赤みがかった淡い黄色のことです。
言葉遊びから生まれた色名で、「クチナシ(口無し)」の実で染めた支子色の「口無し」を「不言」に言い換えたものなので、支子色と同色です。
「謂はぬ色」ともいいます。
クチナシという名前は果実が熟しても裂けず開かないことに由来し、口がないと何も言えないので「不言」、そして思いを「言わぬ」という連想がなされました。
鎌倉時代の勅撰和歌集である新古今和歌集に、「九重にあらで八重咲く山吹のいはぬ色をば知る人もなし」という歌があり、これは若くして退位した円融天皇が、物言わぬ花で染めた「いはぬ色」に誰にも顧みることも無い自分の身の上を重ねた歌です。
日本の色名にはがいくつかあり、思うの古語「思ひ」の「ひ」から緋色を連想して生まれた「思色」という色名も存在します。
余談ですが、碁盤の足はクチナシの実をかたどっていて、これは対局中に横から「口を出すな」との戒めとされています。
