媚茶(こびちゃ)

媚茶(こびちゃ) 黄色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 媚茶(こびちゃ)
別名 特になし
系統 黄色系統

媚茶の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #6D6239
RGB R:109 G:98 B:57
CMYK C:0% M:8% Y:55% K:70%

媚茶について

媚茶は昆布に似たとされる色

媚茶こびちゃとは、黒みがかった渋い黄色のことです。
元は昆布の色に似ているから昆布茶(こんぶちゃ)という名前でしたが、、語呂のよい媚茶こびちゃになったと言われています。
「媚びるような艶っぽい色」という意味から媚茶こびちゃになったという説もあります。
江戸時代は、色名にも語呂のよさや洒脱さを求めるあまり、元の色名のとは全然別なものになることがあります。 一件落着という意味合いの「相済」が由来の相済茶あいすみちゃはその一例です。

江戸時代には、「ひいなかた」とよばれる小袖の雛形本、今でいうファッション誌があったのですが、媚茶こびちゃはこれら雛形本の小袖の地色にしばしばみられたそうです。
寛文6年(1666年)に「御ひいなかた」が刊行され、この本が小袖雛形本の元祖だそうです。
八代将軍・徳川吉宗の享保年間(1716~1736)には、江戸庶民に愛好されたそうです。
小袖の雛形の地色として、多くの染色見本帳にも記されるようになり、江戸後期の江戸の風俗や暮らしを記した「守貞謾稿」には「媚茶は天保年江戸に行はれ」とあり、天保年間(1831~1845)に江戸中で流行したことが書かれています。