色名・別名・系統
| 色名(かな) | 菜種油色(なたねあぶらいろ) |
| 別名 | 菜種油色(なたねゆいろ)、菜種色(なたねいろ)油色(あぶらいろ) |
| 系統 | 黄色系統 |
菜種油色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #A99134 |
| RGB | R:169 G:145 B:52 |
| CMYK | C:0% M:12% Y:80% K:40% |
菜種油色について
菜種油色は搾りたての菜種油の色
菜種油色とは、緑がかった濃い黄色のことです。
搾りたてで未精製の菜種油の色です。
精製した菜種油は「白絞油(しらしめゆ)」と呼ばれる黄色みがかった透明な色合いになります。
菜種油色(なたねゆいろ)、菜種色(なたねいろ)油色(あぶらいろ)とも呼ばれます。
菜種油色は江戸中期には武士の正装である裃の色として流行しました。
元文年間(1736〜1741)には麻裃の色に、天明年間には(1781〜1789)には裏付き裃に使われたそうです。
裃は武士は常在戦場であり質実剛健さを尊んでおり、生地は「麻」で地味な色合いが主流だったので、菜種油色の裃は割と派手な部類の色と言えます。
江戸時代になり菜種油が普及して生まれた色名
江戸時代前には油は高価なため食用でしたが、江戸時代になり戦がなくなったため物流がよくなり、菜種油は灯火用の油として安価で手に入るようになりました。
江戸元禄期には菜種油が庶民にも普及し、その油の色である菜種油色も広く知られるようになりました。
江戸時代、灯火の油の菜種油を取る油菜は、農民にとって手っ取り早い現金収入になる作物であるため、至る所に菜の花畑が広がっていたそうです。
油菜は弥生時代より葉物野菜として食され、古事記には吉備の菘菜(あおな)、万葉集には佐野の茎立(くくたち)として登場し、花芽についても、延喜式に載っています。
